内部結露って?

今日は久しぶりにからっと晴れてますね。
外に出たいですが、事務所に引きこもっています・・・。


先日の表面結露の話しに続いて
今日は内部結露についてです。

表面結露のはガラスの表面に触れた湿気を含んだ空気が、
冷やされることによって、
空気の含める量の水が減ってしまい
結果あふれた水がガラスを濡らしているという話しでしたが、
内部結露とはなんでしょう?

空気は温度の高いところから低いところへ移動します。
湿度もまた同じで、高いところから低いところへ移動します。

暖められた空気は
温度の低い方へ流れていくのですが、
それが窓ガラスであれば湿気は(水の分子)通り抜けることができません。
ただ、壁などに使う石膏ボードや断熱材の種類によっては、湿気は壁の中に入り込んでしまいます。
壁の中は外部に近づくほどに、外気の寒い温度に近づいていきます。
だんだん壁に入り込んだ室内の空気は外気の温度に下がる中で、
表面結露の時と同じように、空気の含める量の水が減って
あふれたときに、壁の中で結露してしまうんですね。

正直これは壁の中で起きてしまうので、
ぱっと見わかりません。

窓の結露でも、ジメジメさせ続ければ、
窓の周りの木部や、床などを痛めてしまうのでやっかいですが、
壁の中は大事な柱や土台といった構造材が
ジメジメによって、カビを発生させたり、腐らせてしまうという
もっとやっかいな事なんです。

これを防ぐには・・・。
・室内の湿度を下げる。
  表面結露の時とおなじですね。
・壁の中に室内の湿気を入れない工夫。
  防湿のためのフィルムをはったり
  湿気を通さない断熱材を使うなど
・もし湿気が入ったら速やかに外部に出るようにする。
  外壁面に空気を通してあげて湿気の移動を促進させます。
 
 ざっくり言うとこんな感じです。

さて、内部結露は冬だけか?というと
実は夏もあるんですね!!
これは、逆転結露といわれています。

こちらもなかなかやっかいなので
次回のお題にしたいと思います。



昨日のホームページ8人って・・・・。
ホームページも直さないといけませんね。
↓ご覧になってください。
-エコ住宅で地震に強い家(注文住宅) - 埼玉県川口市の工務店


 

結露の仕組み。

今日は久しぶりの雨ですね。

毎日カラッからの外気だったのでたまには、湿気があるのも良い物ですね。

湿気と言えば、この季節、窓につく「結露」に悩んでいる方いませんか?

拭いても拭いても出てくる結露、ひどい場合、カーテンがかびてしまったり、サッシ周りの木部を痛めてしまったり・・・。

良いこと無いですね。

けど、なんで結露するかって考えてみたことありますか?

と、言うわけで、今日はなんで結露が起こるのかを、考えてみたいと思います。

このコップの周りに付いている、水滴が結露です。

夏場によく見られる症状ですね。

どうして、水滴が付くか?

私たちの周りには空気が当然ありますよね。

空気には、今日のような雨の日にはじめっとしたり、昨日までのような晴天の時にはからっとしたり、という湿気が含まれています。

これは皆さんも知っている水が、空気に混ざっています。

そして、空気はいくらでも水を含むことはできなくて、

暖かいほどたくさんの水分を含むことができるんです。

ということはその空気が冷やされると含められる水の量が減ってしまいます。


コップの結露の原因は、コップの周りにある室内の空気が、冷たい水の入ったコップに触れることによって、

空気の温度が下がり、含んでいられる水の量が減ってしまった結果、

空気からあふれ出た水がコップに付いているということなんです。


窓の結露も全く一緒の原理で、室内の暖かい空気が

外気の温度に近い窓によって冷やされて

結露を発生させるんです。

窓の結露を無くすには・・・。

・室内の湿度を過剰に上げないこと。
  ファンヒーター等を使うと、燃焼の際に水蒸気を大量に発生するので、結露しやすくなります。

・窓の断熱性能をあげること。
  なるべく外気の影響をうけない気密性・断熱性の高い物が良いと考えます。

あくまで、これは表面結露という、結露の問題で

実は目に見えない内部結露という物もあるのですが、

そちらはまた今度。

弊社のホームページもご覧になってください。
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ヒアシンスハウス

ご無沙汰しております。和泉です。

ご無沙汰と言われてもここに自分のブログがあると言うことは

前のブログでの告知ゼロですので、

初めましてかもしれませんが、、、。

今まではリレーブログの中の一人でしたが、

特に深い理由はないのですが

独立してみました。

今まで通り、大したことは書きませんが適当更新でやっていきます。

最初くらいまじめに書いてみようかと。

明後日くらいには、ねたも尽きて、「今日のご飯」とかになりますが、

気にしないでください。



先日↓こんな家をみてきました。


ヒアシンスハウス


この建物の名前です。ヒアシンスハウス???と言う方もいると思うので

ざっくり説明しますと、

昭和初期(1938年頃)詩人であり建築家でもあった(建築家でもあり詩人でもあった?)

立原道造が、23歳の時に設計した自分のための別荘です。

結局彼は、この家を建てることなく24歳の若さで亡くなってしまうのですが、

残されたスケッチを元に、彼の文芸家・建築家としての才能に惹かれた人たちの力によって、

亡くなって65年後の2004年に未完の夢が叶ったというわけです。

この家に興味をもったのは、

仲村好文著 「普段着の住宅術」という本の存在でした。

普段着の住宅術

普段着の住宅術

その中で、紹介されていた建物で、

みんなが知ってる?建築の世界の人なら知っている、

近代建築の三大巨匠のル・コルビュジェの休憩小屋と並んで紹介されていたんですね。

著者曰く「休憩小屋とヒアシンスハウスには共通点やアイデアが沢山ある。」

この言葉に、

建築の世界に足の小指くらい突っ込んでいる以上

もし、同業者に

「コルビュジェの香りを感じに南仏行ってきたんだけどさぁー。」

なんて言われたら、きっと「きぃぃぃぃー」脚をバタバタさせて、奇声を・・・。

となってしまうので、

だったら、共通項のあるヒアシンスハウスをみて

何かを感じ取り

「ああ、あの感じね!!わかるよ。うちもその感じ!」

なんて言ってみたいんですよ。








というのはウソです。

自分の周りにに香りとか表現する人いませんし(「臭い」なら言う人いっぱいいます。)、

自分は休憩小屋、ヒアシンスハウスにもいえる、

最小限の広さで、無駄な装飾は無いけど、本物の材料で作った物。

合理的で機能的でシンプルな、だけどカタチとして考え尽くされた物。

それをを創る側として、考える必要があるのかなと思うんです。

長期優良住宅なんて言って、次の世代に残したいなら、

数字だけクリアさせて、ウソの装飾を施した、見せかけだけの物ではなく。

見せかけで自己満足の塊でなく。

建物、住宅、家庭に必要な性能を高めて

且つ機能一辺倒ではない、建物としてバランスの取れた物が長い時間を経ても残るんだと思うんです。

そのバランスは、経験やセンスや数値化されない所の話しなんで

せめてヒアシンスハウスで、そのヒントを得たかったんですね。



そのヒントを生かせるかは、今後のお楽しみですw

いつか今日のブログを読み返したときに

恥ずかしくて「きぃいいいいいいー」と奇声を上げないように

明日も仕事に向き合いますよ。




おが建のホームページも見てください。

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