ヒアシンスハウス

ご無沙汰しております。和泉です。

ご無沙汰と言われてもここに自分のブログがあると言うことは

前のブログでの告知ゼロですので、

初めましてかもしれませんが、、、。

今まではリレーブログの中の一人でしたが、

特に深い理由はないのですが

独立してみました。

今まで通り、大したことは書きませんが適当更新でやっていきます。

最初くらいまじめに書いてみようかと。

明後日くらいには、ねたも尽きて、「今日のご飯」とかになりますが、

気にしないでください。



先日↓こんな家をみてきました。


ヒアシンスハウス


この建物の名前です。ヒアシンスハウス???と言う方もいると思うので

ざっくり説明しますと、

昭和初期(1938年頃)詩人であり建築家でもあった(建築家でもあり詩人でもあった?)

立原道造が、23歳の時に設計した自分のための別荘です。

結局彼は、この家を建てることなく24歳の若さで亡くなってしまうのですが、

残されたスケッチを元に、彼の文芸家・建築家としての才能に惹かれた人たちの力によって、

亡くなって65年後の2004年に未完の夢が叶ったというわけです。

この家に興味をもったのは、

仲村好文著 「普段着の住宅術」という本の存在でした。

普段着の住宅術

普段着の住宅術

その中で、紹介されていた建物で、

みんなが知ってる?建築の世界の人なら知っている、

近代建築の三大巨匠のル・コルビュジェの休憩小屋と並んで紹介されていたんですね。

著者曰く「休憩小屋とヒアシンスハウスには共通点やアイデアが沢山ある。」

この言葉に、

建築の世界に足の小指くらい突っ込んでいる以上

もし、同業者に

「コルビュジェの香りを感じに南仏行ってきたんだけどさぁー。」

なんて言われたら、きっと「きぃぃぃぃー」脚をバタバタさせて、奇声を・・・。

となってしまうので、

だったら、共通項のあるヒアシンスハウスをみて

何かを感じ取り

「ああ、あの感じね!!わかるよ。うちもその感じ!」

なんて言ってみたいんですよ。








というのはウソです。

自分の周りにに香りとか表現する人いませんし(「臭い」なら言う人いっぱいいます。)、

自分は休憩小屋、ヒアシンスハウスにもいえる、

最小限の広さで、無駄な装飾は無いけど、本物の材料で作った物。

合理的で機能的でシンプルな、だけどカタチとして考え尽くされた物。

それをを創る側として、考える必要があるのかなと思うんです。

長期優良住宅なんて言って、次の世代に残したいなら、

数字だけクリアさせて、ウソの装飾を施した、見せかけだけの物ではなく。

見せかけで自己満足の塊でなく。

建物、住宅、家庭に必要な性能を高めて

且つ機能一辺倒ではない、建物としてバランスの取れた物が長い時間を経ても残るんだと思うんです。

そのバランスは、経験やセンスや数値化されない所の話しなんで

せめてヒアシンスハウスで、そのヒントを得たかったんですね。



そのヒントを生かせるかは、今後のお楽しみですw

いつか今日のブログを読み返したときに

恥ずかしくて「きぃいいいいいいー」と奇声を上げないように

明日も仕事に向き合いますよ。




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